自己の成長に役立つ転職。

 仕事をするうえで考えるべきことの一つにキャリアがあります。たとえば、一つの会社に長く務めることによって、高いレベルの能力や経験を身に付けることはできます。しかし、勤務を続けることだけが能力や経験アップにつながるわけではありません。場合によっては勤務先の企業を変えること、つまり転職という手段でも能力や経験値のアップは図れるのです。

 色々な企業で働くことは、働いた企業の分だけ様々な体験することができるということです。たとえば、営業や事務のような職種は、業界に関係なく存在しています。しかし、業界を問わずに存在している職種だったとしても、業界毎や企業毎によって、仕事の内容や進め方は異なります。そのため、一つの会社や企業で勤務を長く続けたとしても、他の企業で通用するとは限らないのです。会社が違えば、求められるスキルや仕事内容も当然変わってくるので、仕事の幅を広げたいのであれば、転職という手段は有効でしょう。

 また、職種によっては、転職は一回だけではなく、何度も行うことによってキャリアの構築に役立つことがあります。あまりに短期間で企業を渡り歩いてしまうのは問題ですが、一定期間はきちんと勤務することによって、その会社ならではのスキルを身に付けることができます。仕事を変えても、そこできちんと何かを得ることができれば、一箇所に留まっているよりキャリアを確実に培うことができるでしょう。もしも、今の勤務先でキャリアを磨くことに限界を感じている場合は、思い切った転職も自分を成長させる方法になるかもしれません。

キャリア形成について(転職編)

 転職を考えるうえで大切なことの一つに、これまでのキャリアをどのように活かしていくかが挙げられます。加えて、さらに経験を積み重ねていけるような仕事を探すことも重要です。つまり、仕事が変わる毎に新たなスキルを身に付けて、それが自分の財産として着実に積み重なることを意識する必要があるということです。

 たとえ異業種へ移るとしても、これまでの経験を無駄にする必要はありません。むしろ異業種だからこそ前職での経験を活かせるということは意外に多くあります。転職で成功する例として多く見られるのが、営業職から技術職へ移るパターンです。技術的なことはいくらでも学ぶことができますが、営業を通して培ってきたビジネススキルというものは、そう簡単には身に付きません。エンジニアによく見られる傾向として、コミュニケーションの不足による業務の非効率性が挙げられますが、クライアントとの打ち合わせが不十分であるために、仕様書に不備があることに気づかず、後で大幅な修正を迫られるというケースはその代表です。しかし、このような時に、高いビジネススキルがあれば、クライアントの要望を正確に引き出すことができるので、無駄のない計画を立てることが可能になります。

 多くの会社は、このような人材を必要としています。たとえ未経験であっても、活かせるスキルがあれば良い条件で転職ができるでしょう。転職は新たなキャリア形成に役立ちます。そしてそこで得た新たな技術は、さらに次のステップへと活かされることになるので、キャリアアップの手段としては有効でしょう。